この世でいちばん大事な「カネ」の話 西原 理恵子

 やっぱり、サイバラは素晴らしい。
 真正面から「カネ」の話ができるから。
 これは「カネ」に焦点を当てたサイバラの自伝だと思う。同い年の彼女の見てきた風景は、私と同じ時代。
 父はほとんど出張で家には居なかったし、母はいろんな「内職」をしていた。
 母には小さいころから「手に職を付けなさい」とずっと言われてきた。自営業を自然に選んだのもこの言葉があったからかなぁ。
 帯の文章。
 「働く」はもっと、「しあわせ」につながっていい。
 だから、歩いていこう。自分の根っこを忘れないために。
 大切な人が、心から笑ってくれるように。
 
 ほんとに「そうだなぁ」って思う。「働く」ことは「生きる」こと。
 小5の娘にも読ませてます。良い本だぁ。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)