13 ボルベール<帰郷>

 たくましくて、美しくて、活き活きとして…。久々にスクリーンで観たペネロペはかっちょ良かったぞ!アウェーのハリウッドではあんまり良い役に恵まれなかったけど、さすがアルモドバル!ちょっと可愛いんだけど、オツムがイタい役をやらせれば天下一品!のペネロペ・クルーズ。(オール・アバウト・マイ・マザーとか)年齢を重ねて、ラテン女のあっけらかんな生き方をキュートに演じてますぅ。
 「オール・アバウト・マイ・マザー」も「トーク・トゥ・ハー」も確かに女性讃歌の映画なんだけど、これはペネロペ讃歌だよ。
 あいかわらず美しい色(今回は特に赤・紅・血の色のヴァリエーションが豊かだったねぇ)、ファッショナブルな衣装、画面から漂うラテンな雰囲気が大好き!
 そういえば「バッド・エデュケーション」も赤色が印象的だったなぁ。
 久しぶりの映画、良かったわぁ。やっぱり映画はスクリーンで、映画館で観るもんですな。
ボルベール (ランダムハウス講談社文庫)