あしたはどっちだ、寺山修司

 「書を捨てよ町に出よう」の本のタイトルに惹かれてこの著者の名前だけは覚えていた。
 「体制に迎合しない異端児」「時代を挑発していく異端のマルチクリエーター」ふむふむ。
 「すごい」「過激な」…。いろんな形容詞があって、その意味を知りたくて出町座へ。
 ドキュメンタリーなのでいろんな関係者にインタビューしていくのだが、なんだかつまらんのよね。
 劇団「天井桟敷」の元団員や仲間、元妻の答が響かないのはなぜだろう。

 タイトルどおり、ん十年映画を観ていて初めて寝てしまいました。それも2,3回、舟を漕いでしまった。すみません。
 ただ、壮大な市街劇「ノック」にはびっくりした。1975年4月19日土曜日、杉並区一帯を使って30ヶ所で30時間市街劇は続いた。
 これって今の「フラッシュモブ」ではないかー!と思っていたら、宣伝チラシにも同じ事が書いてあったわ。

 一番かっこいいのは映画の宣伝チラシ!でした。

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)